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小児歯科

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健康な永久歯のために
小児期からの徹底した予防が大切です

健康な歯を維持することは、全身の健康にとって非常に重要です。小児歯科では、乳歯の予防と管理に力を入れることで、永久歯への健全な生え変わりをサポートいたします。お子様は虫歯になりやすい傾向があるため、定期的な歯科検診が欠かせません。

乳歯と永久歯の違い

乳歯は見た目が白く、永久歯より一回り小さいのが特徴です。本数も上下合わせて20本と、永久歯(最大32本)より少なくなっています。また、エナメル質と象牙質が薄く作られているため、虫歯になりやすく進行も早い傾向にあります。
乳歯は生後8ヶ月頃から生え始め、最初に下の前歯が顔を出します。その後、上の前歯、奥歯、犬歯、一番奥の歯という順で生えてくるのが一般的です。乳歯の下では次の永久歯がゆっくりと成長しており、永久歯が大きくなるにつれて乳歯の根が溶けて、自然に抜け落ちる仕組みになっています。
ただし、「自然に抜け落ちるから虫歯になっても大丈夫」というのは大きな誤解です。乳歯は永久歯が正しく生えてくるための大切な土台となりますので、しっかりとケアすることが必要です。

乳歯が虫歯になる原因

  • 糖分のとり過ぎ

    ジュースやアイスクリームに含まれる糖分は、虫歯の原因となる細菌を活発にしてしまいます。特にミュータンス菌は糖分を見つけると素早く酸を作り出し、その酸が歯を溶かしていくのです。そのため、甘い飲み物や冷たいデザートを頻繁に口にする習慣は、虫歯のリスクを高めてしまう要因となります。

  • おやつの時間が長い

    お口の中の健康は、唾液の働きによって守られています。唾液には酸から歯を守る作用があり、初期の段階であれば傷ついた歯の表面を修復する力も持っています。しかし、おやつの時間が長引いたり、頻繁に間食をしたりすると、この大切な働きが十分に発揮されなくなり、むし歯へのリスクが高まっていくのです。

  • 歯のエナメル質が薄い

    乳歯は永久歯と比べてエナメル質が薄く、外からの刺激に敏感です。そのため、一度でも歯が傷つくと、思いのほか早く深い部分まで進んでしまいます。特に前歯は見た目の変化に気付きやすいものの、奥歯は発見が遅れがちです。お子様の歯を守るためには、毎日の丁寧な歯磨きと、定期的な歯科検診による予防が欠かせません。

当院の小児歯科について

Point

アットホームで優しい雰囲気

当院では、緊急性のある場合以外は、無理に治療するようなことはしておりません。お子様の状況や気持ちを最優先し、治療を進めるようにしています。
「歯医者=痛い・怖い」というイメージを持っているお子様も少なくありません。お子様がさらに歯医者嫌いにならないために、何度も練習して少しずつ前へ進めるよう、お子様のペースに合わせて治療を行います。

Point

お子様の気持ちを最優先する治療

当院は、お子様にとって安心して過ごせる優しい雰囲気づくりを行っています。お待ちいただいている間もお子様が心地よく過ごせるよう、待合室のすぐ横にはキッズスペースを設置しています。
タブレットでアニメを見ながら治療ができ、お子様がアニメに集中している間に治療が終わるようにしています。不安がないよう、お子様目線の説明を心掛け、優しい声掛けを行っています。

お子様に行う予防処置

フッ素塗布

乳歯の歯質は永久歯に比べて未発達です。そのため虫歯になりやすく進行も早い傾向にあります。フッ素には歯質を強化する成分が含まれており、定期的に塗布すれば、効果的な虫歯予防が可能です。

歯磨き指導

当院では、お子様の成長段階に合わせた正しい歯磨き指導を行っています。歯と歯の間や奥歯など、磨き残しが多い部位をお伝えし、適切に歯を磨けるようにわかりやすくアドバイスいたします。また、保護者の方による仕上げ磨きの方法もレクチャーいたします。お子様の歯の健やかな成長を、一緒にサポートしていきましょう。

お子様の歯並びが気になる方へ

当クリニックでは月に1度、無料の歯並び相談会を行っています。「お子様の歯並びが気になる」「矯正が必要なのかわからない」「矯正はいつから始めればいいの?」など、お子様の歯並びに関してお悩みがある方はもちろん、お口周りの癖やお口ぽかん、口呼吸など様々なお悩みにお応えします。
ご希望の方は、お電話またはスタッフまでお声がけください。日程については、ホームページのお知らせ、クリニックの掲示板をご覧ください。